2026-06-18 ・ AIシェア会

「畑を耕すように使う」が
キーワードになった夜

月次AIシェア会。今回はKIDさん・さなえさん・たつきさんの3名+おけもんの4名で集まった回。Obsidian・LMO・AI音楽生成・Claude Codeのtipsまで、活用の幅がぐっと広がった1ヶ月の記録です。

2026-06-18(木)21:30〜 参加 4名 月次シェア会

今回の温度感をひと言でいうと、「AIをどう使うか」より「AIをどこに馴染ませるか」を4人がそれぞれ深めていたこと。

KIDさんの自動化パイプライン、さなえさんのLMO戦略、たつきさんの勉強会での伝え方、おけもんの音楽生成遊び。テーマはバラバラでも、AIを"自分の畑"に合わせて育てていく感覚が、この回に共通して流れていました。

1 今月の4人、それぞれの近況

各参加者がこの1ヶ月のAI活用の進捗をシェア。まずはダイジェストで。

たつきさん(取材ライター)

社内でAI勉強会を開催し、「のび太プロンプト」で伝え方を工夫。

KIDさん

YouTube要約からLINE通知までの自動化パイプラインを構築、Gmail・カレンダー連携も整備。

さなえさん

LMO(AIに選ばれるコンテンツ作り)が自分の仕事の軸だと再確認。

おけもん

Claude CodeからSunoを操作してAI楽曲生成、ホームページ制作案件も継続中。

自動化・コンテンツ戦略・教え方・遊び方——扱う中身は違っても、AIを自分の専門領域に深く馴染ませる段階に入っているのが、この回の共通点でした。

2 KIDさんのAI活用——自動化パイプラインとおけもんボット

リベ大ライブ、自動要約からLINE通知まで一気通貫

リベ大ライブをClaude Codeで自動要約してObsidianに保存し、Google DriveにHTML出力、週次レポートとLINE通知まで一気通貫のシステムを構築した。

リベ大ライブの内容をClaude Codeが自動要約
要約をObsidianに保存
Google DriveへHTML出力
週次レポートを生成
LINE通知で本人に届く
ここから読み取れること
個別の自動化を積み上げていくと、最後は「自分専用の情報パイプライン」が出来上がる。要約→保存→出力→通知までの一本道を、Claude Code一つで繋ぎ切った好例。

Gmail・カレンダーMCP連携で、事務作業も自動化

Gmail・GoogleカレンダーとのClaude Code MCP連携を整備し、空手教室の月次メール下書きも自動化した。

5人のXアカウントを読み込ませた「おけもんボット」

おけもんを含む5人のXアカウントを読み込ませた「おけもんボット」を作り、ブレインストーミングの相棒として活用している。

3 さなえさんのAI活用とLMO

Claude DesignでHP下地を作ったが、途中でやめた話

Before
noteのポートフォリオ情報を貼り付けて
ホームページの下地を作成
After
実際には必要なかったと気づき
途中で作業を中断

作ってみて初めて「これは要らない」と判断できた、という一例。

普通の会社員が使うAI、そしてLMOという軸

普通の会社員の友人がAIを旅行プランや飲み会の店探しに使っていると知り、そういうユーザーが大多数だと再認識した。

AIに選ばれるためのコンテンツ作り — さなえさん(LMOが自分の仕事の軸だと再確認して)

一問一答形式でAIに拾われやすい記事を書き、店舗・サロン系クライアントの対策を伴走するイメージで動いている。

4 たつきさんのAI勉強会と「のび太プロンプト」

自分の文体をClaude Codeに覚え込ませる実験

おけもんが作ったスキルズを改造し、自分の「中二病テイスト」の文体をClaude Codeに覚え込ませて、音声メモから記事の下地を生成するフローを構築中。

ライターコミュニティのAI勉強会、「のび太プロンプト」で伝える

ライターコミュニティ内でAI勉強会を開催。「のび太プロンプト」——ドラえもんに道具を出させる時のように、背景・目的・状況を細かく伝えるという例えで、プロンプトの考え方を伝えた。

ChatGPTに「こういうことをしたいんだけどプロンプトどう書けばいい?」とまず聞かせる
整ったプロンプトをNotebookLMに貼る

参加者からは「NotebookLMにYouTubeのソースをどう入れるか」という基礎的な質問が出て、入口でつまずいている人が多いと実感した。

5 AI禁止案件、ライター界隈の温度感

AIを使う案件・使わせない案件、界隈での感覚をさなえさんとたつきさんが共有。

さなえさんの実感

  • クライアントから「AI使うな」と言われたケースは1件だけ
  • 界隈全体として禁止の流れは感じていない

たつきさんの実感

  • Claude Sourcingで「AI使うな」という案件をちらほら見た
  • スキルで生成した文章でも「同じ表現の繰り返し」「このタイミングでその発言はおかしい」という違和感が出ることがある
最後の人間のひと手間が品質を左右する — たつきさん
6 おけもんのAI活用——ホームページ制作とAI音楽遊び

HP制作の受注・納品と、チームへの業務効率化支援

ホームページ制作の案件を受注・納品し、チームへのAI業務効率化支援(Excelの自動化・写真切り抜き自動化など)も行っている。

Claude CodeからSunoを操作して、その場でテーマソングを生成

Claude CodeからSunoを操作してAI楽曲を生成する遊び方を始め、KIDさんのXアカウントを読み込ませてドラクエ風テーマソングをその場で作って披露した。

Sunoではカフェ系リラックスミュージック・テンション系・男女デュエットの切ない曲など多様なジャンルを生成でき、YouTube MusicやSpotifyへの配信でマネタイズしている人もいると紹介した。

Claude 3.7(Sonnet)が一時的に使えた期間に精度の高さを実感したが、現在は使えなくなっている。

7 Obsidian活用法——「畑を耕す」感覚

リンクで繋ぐノートアプリ、AIとの相性の良さで注目

ObsidianはWikipediaのように記事同士をリンクで繋ぐノートアプリで、AIとの相性が良いとして最近AI界隈で注目されている。

おけもんは「おけもんの森」という自分専用のVaultを作り、AIが書いたMarkdownファイルを蓄積——自分で直接書き込むことはほぼなく、AIの置き場として使っている。

グラフビューを開くと知識の繋がりが宇宙図のように可視化され、AIが自動でリンクを補完している箇所(グレー表示)も含まれる。

Obsidianを持つことでClaude Codeのコンテキストを汚さずに、必要な情報だけその都度参照させられる——ゲームのセーブポイントのようなイメージ — KIDさんの指摘を受けて
ここから読み取れること
Obsidianは今日入れてすぐ変わるものではなく、使い込むほど繋がりが育っていく「畑を耕す」ツール。派手な即効性より、積み上げが後から効いてくるタイプの仕組み。
8 今回のおすすめ本

さなえさん

『マーケティングの神話』(石井淳蔵)/『札幌誕生』(門井慶喜。特に面白いと紹介)

たつきさん

森岡毅『苦しかったときの話をしようか』(紙の本で買い直し、中1の長男が将来読んでくれることを期待してそっと置いておく予定)

KIDさん

佐藤勝彦『AIアウトプット超大全』(読み終わりに近く、プロンプト例を試しながら会社チームへのAI浸透に活用)

自分こそを最大の資産にしろ — KIDさんの小4の息子さんが『漫画 バビロン大富豪の教え』から一番大事な法則に選んだ言葉

その後、同級生が落とした鍵を探して届けた行動が、この法則と繋がっていると話題に。たつきさんも同じ本を持っていると反応した。

おけもん

ビル・パーキンス『DIE WITH ZERO』

9 Claude Codeのtips(/goalと/grillme)
Claude Codeの動作が不安定な時、出力が途中でずれる時はどうすればいい?
公式コマンド「/goal」を試す価値がある。ゴールに向かって自己修正しながら実行してくれる。
指示が曖昧な段階では、何から手をつければいい?
「/grillme」(=私を質問責めにして、の意味)を使うと、実行前に目的・対象・ゴールを整理させてくれる。

前回(2026-05-15開催)のシェア会振り返りはこちら

Claude CodeとCodexの比較、KIDさんの空手道場HP刷新、たつきさんへのキャリア相談など。今回との温度感の違いも含めて読み比べてみてください。

前回のAIシェア会振り返りを見る →
10 印象に残ったフレーズ
「のび太プロンプト」——背景・目的・状況を細かく伝える。 — たつきさん
自分こそを最大の資産にしろ。 — KIDさんの息子さんが選んだ、バビロン大富豪の教えの一節
AIに選ばれるためのコンテンツ作り。 — さなえさん
Obsidianは、使い込むほど繋がりが育っていく「畑を耕す」ツール。 — おけもん
最後の人間のひと手間が品質を左右する。 — たつきさん
Obsidianを持つことでClaude Codeのコンテキストを汚さずに、必要な情報だけその都度参照できる。 — KIDさんの指摘
Claude 3.7の精度の高さを実感したけど、今は使えなくなった。 — おけもん

次回のシェア会

全員OK確認済み——さなえさんのXスペースも要注目

さなえさんのXスペースが来週火曜に予定されており、KIDさんも途中から参加予定。次回もまた、この1ヶ月の近況を持ち寄ります。