OK おけもん式ストレングス入門

2026.08.13 Osaka Umeda

さよなら、
じぶん迷子。

聞くより、手を動かす2時間です。
帰るころには、自分の「つい」が、少し好きになっているはずです。

このページは、その場で手を動かすためのものです。上から順に、みんなで一緒に進みます。
ストレングスファインダーを受けていない方でも、全部そのまま参加できます。むしろ、受けていない人のほうが強いワークもあります。

Today's Worksheet

説明を聞く時間より、手を動かす時間のほうが長い会です つい、やってしまうこと50個。才能が顔を出す5つの場所。そして、人からもらう言葉ひとつ。
50
つい、やっちゃう
5
才能のサイン
1
持って帰る言葉

Today

今日やること、3つだけ

説明を聞く時間より、手を動かす時間のほうが長いです。正解を当てる会ではないので、間違えようがありません。

1

自分の「当たり前」に丸をつける

つい、やってしまうことを50個並べました。考え込まずに直感でチェックします。

ひとりで5分 → 隣の人と見せ合う
2

才能のサインを、聞き合う

Gallupが教える「才能が顔を出す5つの場所」を、ペアで交互に質問します。

ふたりで20分
3

自分では聞こえない声をもらう

自分がしんどいと思っている部分が、他の人にはどう見えていたのかを聞きます。

みんなで25分
先に、ふたつだけ。
ひとつ。今日このページでやるチェックやワークは、診断ではありません。 ストレングスファインダー(CliftonStrengths)は、Gallup社の正式なアセスメントを受けて結果を出すものです。今日やるのは、その手前にある「才能の手がかり」を探す時間です。
ふたつ。資質に、良いも悪いもありません。 Gallup公式は下位の資質について「必ずしも弱みではない」と書いています。ただし「まったく無害」とも言っていません。自然には出てこないだけで、時には自分の足を引っぱることもある——その両方を持ったまま扱います。

Work 01

つい、やっちゃうことリスト

「これ、普通じゃない?」と思ったものほど、チェックしてください。その「普通」が、たぶんあなたの才能です。 数は多くても少なくても関係ありません。大事なのは、隣の人とちがうところです。

0 / 50

直感で。迷ったら押してください。

チェックしたものは、ここに集まります。その中から「一番自分らしい」と思うものを★で3つまで選ぶと、下の「わたしの、これが自分らしい3つ」に自動で入ります。

まだチェックがありません。
チェックが終わったら。 その中から「これが一番自分らしい」と思うものを3つ選んで、隣の人と画面を見せ合ってください。 狙いは「え、それチェックしてないの?」が起きることです。自分の当たり前は、みんなの当たり前ではなかった——それが今日いちばん持って帰ってほしいものです。

わたしの、これが自分らしい3つ

ここが今日いちばんの山場かもしれません。 ばらばらの短所だと思っていたものが、実はひとつの根っこから出ていると気づく瞬間があります。 「これって意味ある?と考えこむ」と「リストを作って満足して動かない」が、別々のダメなところではなく同じ癖だった、というふうに。 そうやって線がつながったとき、それはもう欠点の寄せ集めではなく、あなたの形です。

Work 02 · Five clues to talent

才能は、5つの場所に顔を出す

Gallupは「才能の手がかりは5つある」と教えています。診断結果はいりません。 ペアになって、この5つを順に聞き合ってください。聞く側は、アドバイスも解釈もせず、ただ質問してメモするだけです。

先に、ふたつ言っておきます。
5つ全部に答えなくて大丈夫です。出てこない項目があるのが普通です。ひとつ出てくれば十分。 自分に厳しい人ほど、「できる」「うまくできた」と認める質問で手が止まります。止まったら「これは出てこなかった」と言ってください。それも立派な答えです。
そして派手なエピソードでなくていい。むしろ、自分では地味すぎると思っていることほど、まわりからは見えていません。「そんなこと?」と思うくらいのことを言ってみてください。

Yearning / 憧れ

なぜか惹かれて、やってみたくなることは?

理由はうまく説明できないけれど、気になってしまうもの。

たとえば——知らない分野の入門書をつい買って積んでしまう/資料館や図書館があると寄り道してしまう/人の相談にのっているアカウントをつい見てしまう

Rapid Learning / 習得の速さ

覚えるのが、あまり苦じゃなかったことは?

「できる」と言い切れなくて大丈夫です。まわりが手こずっていたのに自分は平気だった、くらいのことで。

たとえば——新しい社内システムの操作/人の名前と顔/エクセルの関数/初めての場所の道順/流行りの言い回し

Satisfaction / 満足感

終わったあとに「またやりたい」と思う活動は?

やっている最中も、後も、じわっと満たされるもの。

たとえば——書類の不備を全部つぶし終わったとき/友達の相談にのった後/部屋を片づけ終わったとき/誰かに何かを教えた後。地味なほど、たぶん本物です

Glimpses of Excellence / 卓越の瞬間

人から「それ、得意だよね」「助かった」と言われたことは?

自分では「まぐれ」「慣れただけ」と思っていることでかまいません。自分で自分を褒めるのが苦手なら、他の人の言葉を借りてください。

たとえば——「話をまとめるの上手いね」/「よく気がつくね」/「あなたに聞けば分かると思って」/「一緒にいると落ち着く」。言われたとき「そんなことないです」と返したやつで大丈夫です

Flow / フロー

時間を忘れて没頭しているとき、何をしていますか?

気づいたら何時間も経っていた、あの状態。

たとえば——気になった言葉を調べ始めて3時間経っていた/家計簿の数字を合わせていた/推しの動画を見比べていた/黙々と手を動かす作業。「こんなこと」と思っているものほど、書いてみてください

最後にひとつだけ、返してください。 20分聞き終えたら、聞き手から相手へ「聞いていて、ここが一番あなたらしいと思った」を一つだけ伝えます。 自分の強みは、自分ではいちばん見えません。近すぎるからです。誰かに言葉にしてもらった瞬間にはじめて輪郭が出ます。この一言が今日の本体です。

Work 03

自分では聞こえない声を、もらう

Gallupのチーム向け教材にある「資質の好きなところ・苛立たせるところ」を参考に、この人数向けにアレンジしたワークです。 自分ではマイナスだと思っている部分が、他の人からはどう見えているのかを聞く時間です。

1

ひとつだけ、言ってみる

自分のこういうところが、ちょっとしんどい。それを一人ずつ、ひとつだけ話します。深い傷の話をする場ではないので、軽いもので大丈夫です。

パスする人がいて当たり前です。何人いてもかまいません
2

ふたりが、見えたことを返す

全員ではなく、隣のふたりが返します。返すのは「あなたは○○な人」ではなく、今日その人を見ていて気づいた行動です。

「さっき、こういう場面でこうしてましたよね」から始める
3

受け取り方は、自分で決める

「ありがとう」でも、「それはちょっと違う気がする」でも、「持ち帰って考えます」でもかまいません。

しんどいものはしんどいままでいい。無理に才能に変換しません

今日の持ち帰り

書いた内容はこの端末の中だけに自動保存されます。どこにも送信されません。

持って帰る——今日チェックしたことと書いたことを、まとめてコピーできます。LINEやメモアプリに貼って残してください。

最後に、カードを1枚。 くじで引いた相手に、今日の2時間で見えたことを書いて渡します。書き出しは、こう決めておきます—— 「あなたのこれが活きているのが、わかりました。」 このうしろに、今日その人を見ていて気づいた場面をひとこと足してください。 資質名が分かる人は資質名で、まだ受けていない人は「さっきの、こういうところ」で大丈夫です。どちらでも同じ重さの言葉になります。

Reframe

短所だと思っていた、あれ

これまでのセッションで、実際にひっくり返った例です。あなたのものがここにあるとは限りません。 「こういう向きで見ることもできる」という地図として、持って帰ってください。

変化が苦手で、不安になる→積み重ねで、コツコツ続けられる
何度も振り出しに戻る、不器用さ→丁寧に深く受け取っている。自分を守るブレーキ
発信が伸びない。向いていない→エネルギーの源が、1対1にあるだけ
人の顔色を伺いすぎる→場の変化に、誰より早く気づける
共感しすぎて、疲れる→相手の困りごとを、先回りして取り除ける
結果にピンとこない。違和感がある→その違和感が、まだ自覚していない才能のサイン
自己開示が下手→出す相手を選んでいるだけの、聞き上手
急にもろくなる。自分が矛盾している→もろさは、深い信頼関係を築ける才能の裏返し
優柔不断で、なかなか決められない→一番いいものを探し続ける、こだわりの強さ
すぐ飽きる→学ぶのが速いから、学び切ると自然に飽きるだけ
広く浅くで、中途半端→満遍なく知りたい。それでいい
一人で抱え込んで、消耗する→強みが、まだ未成熟な形で出ているだけ
情報が多いと、フリーズする→能力の問題ではなく、環境の問題
弱みについて、Gallupが言っていること。 「弱みを直す、ということは存在しません。管理はできますが、本当に直すことはできない」。 ストレングスファインダーを作ったドン・クリフトンは、目指すのは「強みが強くなりすぎて、弱みがどうでもよくなること」だと言いました。 苦手は、自分で埋めなくてもいい。人に任せていい、というのが公式の立場です。

FAQ

たぶん、聞きたいこと

今日その場で聞けなかったこと、家に帰ってから湧いてきた疑問のために。都合の悪い質問にも、正直に書いておきます。

結局、適職とか向いてる副業が分かるんですか?

分かりません。Gallupも「職業を当てるものではない」とはっきり言っています。 「あなたは営業向き」のような答えは出ないし、出してはいけないことになっています。

そのかわり分かるのは、どの仕事をしていても、自分がどう動くと力が出るかです。 同じ営業職でも、人と会う時間で充電される人と、資料を作りこむ時間で充電される人がいます。職種を変える前に、いまの仕事の中で自分の力が出る動き方に寄せられることは、けっこうあります。

副業を選ぶときも同じで、「これをやりなさい」は出てきません。ただ、候補が2つに絞れたときに、どちらが自分の消耗が少ないかを判断する材料にはなります。

無意識にやってることが分かって、どうなるんですか?

選べるようになります。これが一番の答えです。

無意識のままだと、毎回おなじ場所で転びます。「なんでいつも私はこうなるんだろう」と思いながら、また同じことをする。 そこに名前がついて「自分はこうなりやすい」と分かると、はじめてその手前で手が打てます。

たとえば「相手の立場になりすぎて自分の意見が言えなくなる」が自分の癖だと分かっていれば、大事な会議の前に自分の意見だけ先にメモしておく、という一手が打てます。 癖そのものは変わりません。変わるのは、癖に対して打てる手の数です。

もうひとつ。今まで「私のダメなところ」だと思って隠していたものが、実は自然に出てしまう特徴だったと分かると、隠すために使っていた力が浮きます。それが一番大きいかもしれません。

受けても「ふーん」で終わりそうなんですけど

正直に言うと、実際そうなる人がいちばん多いです。結果のPDFを1回読んで、「当たってるかも」で終わる。私もそういう時期がありました。

Gallupはこれを式で説明しています。才能 × 投資 = 強み。 持って生まれた傾向(才能)は、そのままでは強みになりません。時間や練習を注ぎこんで、はじめて強みになる。 診断結果を見ただけの状態は、種の袋を眺めているのと同じです。袋の裏の説明を読んでも、何も育ちません。

「ふーん」で終わらせないためにできることを、小さい順に3つ。

1. 資質名を、自分の現場の言葉に言い換える。 「慎重さ」ではなく「失敗を先回りして潰すセンサー」のように。資質名のままだと、他人事の言葉なので忘れます。
2. 1週間だけ、ひとつの資質を新しい使い方で使ってみる。 心理学の実験でも、「自分の強みをいつもと違うやり方で1回使う」という小さな介入が、半年後まで効いていたという結果があります。大きく変えなくていい。
3. 人に話す。 今日みたいに。自分ひとりで結果を眺めるより、誰かに「それってこういうこと?」と返してもらったほうが、はるかに残ります。

続きは 「才能は、投資してはじめて強みになる」 に詳しく書いてあります。

今日やったこと、当たってない気がするんですけど

それでいいです。むしろ、その違和感のほうが情報として濃いことがあります。

実際のセッションでも、「結果を読んでもピンとこない」と言った方が、話しているうちに「あ、でもこれは思い当たる」と別の入口から自分に行き着くことがよくあります。 説明の言葉が、その人の生活の言葉になっていないだけ、ということが多いです。

Gallupがコーチに求めていることも「教えるな、訊け」です。 正解はこちらが持っていません。だから、当たっていないと感じたら、そのまま「違う気がする」と言ってください。そこから探し直すのが本来のやり方です。

MBTIとか動物占いと、何が違うんですか?

いちばん大きな違いは、タイプに分けないことです。

MBTIは16、動物占いは12というように、決まった数の型に人を振り分けます。分かりやすくて面白い反面、「私は◯◯タイプだから」で説明が終わりやすい。

ストレングスファインダーは34個の資質に順位をつけます。上位5つの並び方だけで 33,390,720通り(34×33×32×31×30)。 同じ型に入る人がほぼいないので、「あなたは◯◯タイプ」という言い方自体が成立しません。

それと、Gallupは結果を人に貼るラベルにすることを明確に禁じています。「才能のテーマは、人に貼りつけるラベルではない」。 今日、資質名をほとんど出さずに「行動」だけで話したのは、そのためです。

正直、お金を払う価値ありますか?

人によります。ここは正直に書きます。

価値が出にくい人:結果を知って満足したい人。受ければ何かが変わると思っている人。今すぐ答えがほしい人。 さっき書いたとおり、受けただけでは何も変わりません。読んで終わる人がいちばん多いです。

価値が出やすい人:「自分のこの動き方、なんなんだろう」という具体的な引っかかりを持っている人。使うつもりがある人。 そして、結果について誰かと話す機会がある人。今日みたいな場でも、1対1でも。

今日のワークで手が動いた感じがあった方は、たぶん後者です。逆に、今日ずっと「で?」と思っていた方は、いま急いで受けなくていいと思います。

弱いところは、放っておいていいんですか?

放っておいていい、とまでは言いません。Gallupの立場はもう少し細かいです。

まず「弱みを直す」ということ自体が存在しない、というのがGallupの言い方です。管理はできるが、本当に直すことはできない。 そして「弱みは沼のようなもので、直そうとするほど深く沈む」とも書いています。

ただし「無害だから無視していい」とは言っていません。自分の成功の邪魔になっているものは扱う対象です。扱い方が「直す」ではなく「管理する」だというだけで。

管理のしかたは3つあります。やらなくて済む仕組みにする/得意な人に任せる/自分の上位資質で迂回する。 Gallupは「あなたの強みが相手の弱みを打ち消し、相手の強みがあなたの弱みを打ち消す」とも言っていて、ひとりで全部埋める前提を置いていません。

資質で人を決めつけることになりませんか?

なります。それがこの道具のいちばんの誤用です。

「あの人は◯◯だから仕方ない」「あなたは◯◯だからこの仕事ね」。これはGallup公式が名指しで止めています。 「才能のテーマは、社員に貼りつけるべきラベルではない」。資質名から役割を割り当てるのも「単純化しすぎ」だと書かれています。

見分け方は簡単です。その資質名が、話を終わらせるために使われたか、話を始めるために使われたか。 「あなたは◯◯だからね」で会話が終わったら誤用。「◯◯が出てるのって、どういうときですか?」と続いたら本来の使い方です。

今日この場でも、誰かの資質名を当てにいくのではなく、その人が実際にやっていた行動を返してもらったのは、この線を越えないためでした。

今日チェックした50個は、診断結果ですか?

違います。今日のリストは、おけもんが日ごろ集めている「つい、やってしまうこと」を並べたもので、正式なアセスメントではありません。 資質名との対応もつけていません(つけた瞬間にラベル貼りになるので、あえてつけていません)。

正式なCliftonStrengthsは、Gallup社のアセスメントを受けて出るものです。 今日やったのは、その手前にある「才能の手がかり」を自分の生活の中から拾う時間でした。

もっと基本的なところ(そもそもSFとは、上位と下位の違い、受け方など)は 入門ホームのFAQ にまとめてあります。

After today

今日のつづきは、こちらに置いてあります

Next step

今日の2時間を、あなた専用の取扱説明書に。

8月20日(木)10:00–12:00、同じ梅田で「カラー×ストレングスときめきオフ会」を開きます。色と資質の2軸で自分を見る回です。定員6名、残り1枠。
もっとじっくり1対1で話したい方には、読み解きのセッションもあります。TOP5やTOP10を持ってきてもらえたら、強みの出方・OK環境・NG環境・明日からの一歩まで、一緒に言葉にします。

まず資質を見てみる